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お知らせ / コラム

2024.07.23 ニュース, 一般歯科・咬合治療, 審美治療

夏は❝酸蝕症❞に注意!夏に飲みたくなる○○が原因!?🍉🍍🍧

昨日7月22日にオンエアされた、FM大阪の「歯のことmaruわかり!赤maruデンタルクリニック」で勝部院長がお話した酸蝕症

夏にスポーツドリンクをたくさん飲むそこのあなた、普段からチョコレートなどお菓子を食べた後歯みがきをしないそこのあなたに、ぜひ知ってほしい疾患です。

酸蝕症は、歯のエナメル質が酸によって溶けることにより歯が徐々に摩耗する状態を指します。エナメル質は歯の外側を覆っている硬い層であり、歯を保護する役割を果たしています。しかし、酸に長時間晒されると、このエナメル質が溶け出し、歯の健康に影響を及ぼします。

実際の酸蝕症患者様の状態。治療前↑ ↓治療後

酸蝕症の症状

酸蝕症の初期症状としては、歯の感度が高まり、冷たいものや熱いものに敏感になることがあります。進行すると、歯が黄色く見えたり、形が変わったり(上記の症例だと歯の面積が減ってしまっています)、摩耗している箇所が見えるようになります。歯の表面が弱くなっているので、放置したままだと虫歯になりやすくなります。

酸蝕症の原因

酸蝕症の主な原因は以下の通りです。

飲食物の酸
柑橘類やトマトなどの酸性食品、酢の物やすっぱいキャンディー・グミなどを頻繁に食べていると、酸蝕症になるリスクが高まります。勝部院長がラジオで話したように、特に夏はよく飲まれる炭酸飲料やスポーツドリンクも原因になります。飲みすぎの場合なので一日一本程度であれば即効性のある原因になるというわけではありませんが、気にかけてみてください。

胃酸の逆流
胃酸が食道を逆流して口腔内に入り、歯のエナメル質を蝕んでしまうことがあります。このような症状がある方は、日常生活でお辛いところもあると思うので医師に相談してみてください。

口腔内の乾燥(ドライマウス)
唾液が不足すると、酸を中和する力が弱まり、酸蝕症のリスクが高まります。仕事や家事に集中している時、寝ている時、口が開いたままになってしまっていないか注意してみましょう。

酸蝕症の予防法

食事の工夫
まず、食事の工夫が大切です。酸性の飲食物を控えることが推奨されます。例えば、柑橘類や炭酸飲料などの摂取を控えることで、エナメル質への負担を減らせます。また、酸性の食事を摂った後はすぐに歯を磨かないようにしましょう。エナメル質が一時的に軟化しているため、磨くことでさらにダメージを与えてしまう可能性があります。食事の際には、水や無糖の飲み物を選ぶことで、酸の影響を軽減することも効果的です。

口腔ケア
次に、適切な口腔ケアも重要です。フッ素入りの歯磨き粉を使用することで、エナメル質を強化し、酸からの保護を高めることができます。また、酸性の飲食物を摂取した後は、口を水でゆすぐことが推奨されます。これにより、口内の酸を中和し、エナメル質のダメージを防ぐことができます。定期的に歯科検診を受けることも、酸蝕症の早期発見と予防に役立ちます。

生活習慣の見直し
生活習慣の見直しも大切です。ストレスを管理し、胃酸の逆流を防ぐことが大切です。胃酸が口内に逆流すると、歯のエナメル質を蝕む原因となります。また、唾液を出すことも有効です。唾液は自然の防御機能を持っており、口内の酸を中和する働きがあります。これらの予防策を実践することで、酸蝕症のリスクを大幅に減らすことができます。

酸蝕症の治療

酸蝕症の初期段階では、フッ素治療が効果的です。フッ素を含むジェルやペーストを歯に塗布することで、エナメル質を再石灰化し、強化することができます。フッ素は、歯の再石灰化を促進し、酸によるダメージから歯を保護します。

エナメル質の摩耗が進行している場合、歯科医師はレジンやコンポジットレジンを用いて歯の形状を修復します。これにより、エナメル質が失われた部分を補い、歯の機能と外観を改善します。

酸蝕症が進行している場合や、広範囲にわたるエナメル質の損失がある場合は、クラウンやラミネートベニアを使用することがあります。クラウンは、歯の全体を覆うキャップのようなもので、歯の強度を回復させ、保護します。ラミネートベニアは、歯の表面に薄いシェルを接着することで、歯の外観と強度を改善します。

酸蝕症は早期発見と適切な予防が鍵となります。日常生活でのケアを大切にし、健康な歯を保ちましょう。定期的な歯科検診を受け、歯科医師のアドバイスを参考にすることが大切です🦷

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